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アレルギー症状は体の状態で変わります― 「燃えにくい体」の作り方 ―

「ほんの少しだけなのに、こんなに症状が出るのですか?」
アレルギーで悩む飼い主さんから、よく聞く言葉です。

実は、アレルギー症状の強さは、原因となる物質(アレルゲン)の量だけで決まるわけではありません。
もっと大切なのは、その刺激を受け止める体の内側の状態です。

アレルギーは「火種」より「森の状態」で決まる

私はアレルギーによる炎症を、体の中で起きる「山火事」に例えて考えています。

同じマッチ一本でも、
・湿った森ならすぐに消える
・乾ききった森なら大火事になる
という違いがありますよね。

体も同じで、
ストレスが多い、腸内環境が乱れている、栄養が不足している――
こうした条件が重なると、小さな火種でも炎症が一気に広がってしまいます。

体質は変えられなくても「整える」ことはできる

「遺伝だから仕方ない」と思われがちですが、
木の種類(遺伝的体質)は変えられなくても、枯らさず、潤わせるケアは可能です。

ここからは、アレルギー対策として特に大切な3つのポイントをご紹介します。

① 腸内環境=森の湿度

腸内細菌は、森を潤す「雨」のような存在です。
発酵食品や食物繊維を無理のない範囲で取り入れることで、
炎症を抑える力が育っていきます。

② ストレス=可燃物

ストレスは、地面に積もった紙くずのようなもの。
睡眠不足や環境の変化が続くと、森は一気に燃えやすくなります。

しっかり休むこと、安心できる環境をつくることは、
アレルギー対策としてもとても重要です。

③ 栄養=消防士

ビタミンD、オメガ3脂肪酸、抗酸化作用のある栄養素は、
広がった炎を鎮める「消防チーム」の役割を担っています。

これらが不足すると、火事が起きたときに消火が追いつかなくなってしまいます。

「火を避ける」だけでなく「燃えにくい体」をつくる

もちろん、アレルゲンを避けることは大切です。
しかし、すべての火種をゼロにすることは現実的ではありません。

だからこそ、
火が飛んできても燃え広がらない体を整える
という視点を、ぜひ持ってみてください。

アレルギーは「戦う病気」ではなく、
内側の環境を整えることで、穏やかにコントロールしていくものです。

「今、うちの子の森は乾いていないかな?」
そんなふうに考えることが、最初の一歩になります。

気になることがあれば、ぜひ一緒に考えていきましょう。


兵庫みなと動物病院の「アレルギー症状は体の状態で変わります― 「燃えにくい体」の作り方 ―」画像

外部リンク(note)ではより詳しく解説しています。
↓のリンクからどうぞ

アレルギーは「火種」だけの問題ではない ― 体の内側にある”燃えやすさ”から考える対応法 ―|豊福祥生∞慢性疾患をなんとかしたい獣医師: アレルギー症状は体の状態で変わります― 「燃えにくい体」の作り方 ―

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