春先のメンタル不調は『酸素不足』のせい?
春は本来、気持ちが軽くなる季節。 けれど実際には「なんだかイライラする」「急に不安になる」「夜ぐっすり眠れない」―― そんな声をよく耳にします。
実は動物たちも同じで、春先は落ち着きがなくなったり、元気がなくなったりする子が増える時期です。 一般的には「自律神経の乱れ」と説明されますが、今日は少し違う視点から考えてみましょう。
キーワードは「酸素」と「ミトコンドリア」
実は、大気中の酸素濃度は一年中ずっと同じではありません。 植物の光合成が少ない冬から春先にかけて、わずかですが低下する傾向があります。
「そんな微量の差で変わるの?」と思いますよね。 けれど脳は体の中でも特に酸素を多く使う“酸素の大食漢”です。
私たちの細胞の中には、エネルギーを作る“発電所”――ミトコンドリアがあります。 酸素を使って効率よくエネルギー(ATP)を作ることが、本来の役割です。
ところが春は、
- 寒暖差でエネルギー消費が増える
- 環境変化によるストレスが重なる
- 慢性炎症(アレルギーなど)がある
といった条件が重なりやすい季節。 すると発電効率が落ち、エネルギー不足が起きやすくなります。
なぜ「イライラ」に変わるのか?
脳で最もエネルギーを使うのは、実は「感情のブレーキ役」です。 理性や共感、衝動を抑える働きは、とてもエネルギーを必要とします。
エネルギーが不足すると、ブレーキが弱まり、 アクセル(怒り・不安・逃避反応)が前に出やすくなります。
つまり春のイライラは、
「性格の問題」ではなく、
「体の発電所からのサイン」かもしれないのです。
春を穏やかに過ごすための3つのヒント
① 深呼吸という燃料補給(人の場合)
現代人は呼吸が浅くなりがちです。 ゆっくり大きく吸うだけで、ミトコンドリアへの酸素供給は増えます。 心がざわついたら、まずは深呼吸から。
② ミトコンドリアを支える栄養(人も動物も)
ビタミンB群やマグネシウムは発電を助ける栄養素です。 また、アレルギーなどの慢性炎症を整えることも大切です。
③ 早めに休む(人も動物も)
「春眠暁を覚えず」は体の自然なサイン。 無理をせず、睡眠をしっかり取ることが回復への近道です。
ゆらぎの季節を、やさしく乗り越える
春は芽吹きの季節であると同時に、環境変化が大きい“ゆらぎ”の季節。 私たちも、愛する動物たちも、自然のリズムの中で生きています。
もし心がざわついたら、 「今、体の発電所ががんばっているんだな」と思い出してください。
そして、ひとつ深呼吸を。 あなたの細胞の小さな相棒に、新鮮な酸素を届けてあげましょう。

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