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犬・猫の腸活:自宅でできる腸ケアの話

犬猫の「腸活」が今、注目される理由

近年、「腸活(ちょうかつ)」という言葉が人間の健康分野で人気ですが、犬・猫にも腸活は非常に重要です。当院では、腸の健康が体全体の健康に深く影響するという視点から、飼い主さまにも知っておいてほしい情報として「犬と猫の腸活」をご紹介します。

腸内環境と健康の関係:免疫・消化・アレルギー

腸の中には「腸内フローラ(腸内細菌叢)」があり、善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスが取れていることが健康のカギです。
このバランスが崩れると、消化不良・下痢・便秘だけでなく、皮膚トラブル、アレルギーの悪化、免疫機能の低下などにもつながる可能性があります。
猫の腸活に対する関心も高まっており、「猫の腸活は必要」と答える飼い主は約半数を占め、実際に「腸活を始めたい」と考える人も過半数になるという調査データもあります。

今日からできる腸活習慣3選

以下は、新規顧客・来院回数の少ない方でも日常で無理なく始められる方法です。

習慣内容ポイント/根拠
食事の質を見直す良質なタンパク質・脂質・食物繊維を含むフードを選ぶ善玉菌のエサになる成分を適切に摂ることが、腸活の基本です
便と体調の記録(日誌)をつける便の回数・形状・色・臭い・食欲・元気度を毎日チェック小さな変化を早期にキャッチでき、診療の目安にもなる
薬歴・過去の治療履歴を整理する抗生剤、ステロイドなど使用歴を獣医に伝えるこれらの薬は腸内細菌叢に影響を与えるため、適切な判断材料になる

これら3つは“腸活のスタート地点”として、費用や特別な機材がなくても始められます。

注意点・医療的サポート:検査・段階的アプローチ

兵庫みなと動物病院の「犬・猫の腸活:自宅でできる腸ケアの話」画像
  • 急激な変更を避ける:食事やサプリを急に変えると消化不良を招くことがあります。少しずつ慣らしながら導入することが安全です。
  • アレルギーに注意:新しい食材・サプリを使う場合は少量から試し、異変があればすぐ中止。
  • 検査・段階的治療:当院では、腸内フローラ検査も行っており、その結果に基づいて段階的な介入(食事・プロバイオティクス・場合によっては糞便移植など)も提案しています。

まとめ:まずは便チェックから始めましょう

腸活は特別なものではなく、“毎日のちょっとした気づき”から始まります。便の状態を記録する、使用薬歴を整理する、良質なフードに気を使う。これらを継続することで、愛犬・愛猫の腸が整い、元気が引き出されていきます。当院は個別性を大切にしながら、無理のない腸ケアをご提案していますので、ぜひ一緒に始めましょう!

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