春の予防シーズンが一息ついて、何か新しい出会いがないかなと本屋さんを散策すると度々こういった面白い本に出会います。
数ある本の中から目に留まる一冊は、きっと自分が求めている情報なんでしょうね。
タイトルは『売上を、減らそう』
おお、先生の病院ってもう稼がなくてもいいくらい儲かってるんだ〜?と思われると心外ですが、
売上ではない価値を追求したいという想いは常々持ち合わせています。
<もちろん結果として売上に繋がってくれることがハッピーですよ☆>
本書では業界自体がブラックとみなされている飲食業で、売上増加よりも社員の幸福を目指す経営を実践されている“佰食屋”さんのノウハウが記されています。
飲食業と同様、(動物病院を含む)医業もブラックになりやすい業界であり、自分自身がそれを経験したこと、そういった病院の顛末を知ったことから、私はブラック病院化の芽をどうやって見つけ摘み取るかを日々考えながら過ごしています。
(ブラック化してしまうと戻れないと思っているからこそ、この本との縁があったのでしょう。巻末を見たら発売日でした)
あっと言う間に読み終わりましたが、至るところに「なるほど〜」「そうだよね〜」と心に響くところがあり、よく経営は航海に見立てられますが、当院の進む先にちゃんと島があることを教えてくれるようです。