去勢・避妊手術
猫の去勢・避妊手術の目的
①病気や感染症のリスクを軽減
オスの場合は、精巣疾患の予防になり、また、メスの場合は、メス特有の病気である子宮や卵巣の病気(子宮蓄膿症、子宮がん、子宮内膜症、卵巣がん、乳がん)の予防につながります。さらに、オスはメスを求めて放浪することがなくなるので、ケンカをすることが少なくなりケンカによる感染症にかかる可能性も減少します。
②問題行動の抑制
去勢手術をすることで、性格も穏やかになる事が多くマーキング行為(尿スプレー行動)やメスを求めて外に出たり、攻撃性を抑制することができます。
猫の去勢・避妊手術のメリットとデメリット
オスの場合:メリット
・精巣の病気を予防・マーキング行動などの改善・オス同士の喧嘩(攻撃性)の抑制
オスの場合:デメリット
太りやすくなる傾向があります。
メスの場合:メリット
・乳腺の腫瘍、子宮・卵巣などの病気の予防・望まない妊娠を予防・発情期のストレスを軽減
メスの場合:デメリット
去勢・避妊手術を受ける時期はいつがいいの?
オスの場合
発情行動をはじめる前に手術を受けさせることが望ましいため、「6ヶ月~10ヶ月くらい」を目安におこなうことがベストです。避妊・去勢手術は全身麻酔をかける必要があるので、体調が良いときにおこないましょう。
メスの場合
若い時期に避妊手術を行なう方が、乳腺腫瘍の発生率が低いことが分かっていますので、6ヶ月〜12ヶ月の間に行うことが望ましいです。
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